看護学生時代は、これまでの学生時代とはわけが違った。
専門学校に入学したのですが、さすが専門学校。
これまでの勉強とは違い、医学・看護の事をすごいスピードで沢山のことを学ばなければなりませんでした。高校で学んだ看護数学など、まったく出てきません。
看護師になるための、本格的な修行(笑)がスタートを切ったのです。
これまでの受け身の学びスタイルでは、どんどん置いていかれちゃいそうでした。
実際、追試は何度も受けました(汗)。
看護学校を卒業したら、もう社会に出てすぐに看護師になるわけですから、それはそれはとても濃厚な授業を受けました。
今になっては、もう一度あの貴重な授業を受けたいと思う反面、あの毎日の課題や実習の厳しさには怖気づいてしまいます。
病理学、解剖生理学、心理学、社会学、倫理学、栄養学、薬理学など。そして基礎看護学、成人看護学、老年に小児、母性看護学、精神看護など。プラス緊張の実習。
これを3年間で叩き込みます。
入学式の当日、テキスト購入。
母と一緒に、莫大な量のとテキスト代の高さに驚いたのを覚えています。
当時、学費は安かったし、奨学金制度も返済不要なものがあり随分救われましたが。ただとにかくテキスト代が高いのです。どのジャンルでも専門書は高いですよね…。
しっかり勉強しなきゃいけないのに、毎日なぜか眠いお年頃。
そして高校を卒業して、もうすっかり大人な私!と思っていた頃でもあり、色々な興味もある頃。友達との遊びの約束も勉強も、どちも頑張りたい!と課題を持って遊びに行っていました(笑)。
看護学校の実習
なぜ実習は緊張かというと、実際に患者さんをはじめ医師や看護師を接するためです。
当時、ものすごく厳しい方々がいらっしゃったので(笑)。毎日緊張だけでも瘦せるんじゃないかというカロリーを使っていたと思います。
怒鳴られる、叩かれる、無視されるなんて当たり前でした。全員じゃないですけどね。
ただ患者さんは、学生が担当させて頂くことを許可してださる方、というだけあって、とても優しかったのを覚えています。
殆どの方が学生を可愛がってくださる方ばかりでした。看護師の仕事って実際どうやって働いているのか、目の前で見て、体験できるので、実習はとても勉強になりました。
なりたい看護師像や仲間の大切さ
看護師になりたいと思ったキッカケに、憧れる女性像・大人像があったので、実習先の病院にも何人かいらっしゃりそれはとてもがラッキーだったと思っています。
頑張るパワーがもらえました。尊敬する人がいる事は、本当に幸運です。
学生同士は、日々の大変な勉強や課題などを通じて戦友化。
もちろんそれぞれに個性はあるので、合う合わないはありますが、同じ看護師を目指す同士。たくさん笑って、泣いて、青春を味わえました。
看護学校の先生も厳しい方ばかりでしたが、熱量をもって指導してくださったありがたさを今は理解でき、感謝でいっぱいです。先生たちは、看護師の現実を先に知っている人なので、医師の授業とはまた違った授業が受けられました。
3年間学び、いよいよ国家試験です。
続きは、こちらの記事「看護師の国家試験」へ。


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