将来が不安でたまらない日――私は少し先だけを見てみることにした

健康
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病気を経験してから、
「治ったら元通り」というわけではありませんでした。

少し胸が痛むと、
「また病気だったらどうしよう」と考えてしまう。

体重が増えれば生活習慣病が気になり、
腰が痛めば「このまま動けなくなったら」と不安になる。

年齢を重ねるにつれて、
お金や健康、仕事や老後のことまで、
次から次へと心配事が頭に浮かぶようになりました。

きっとそれは、
過去のつらい経験が、
体だけでなく心にも深く残っているからだと思います。

「あの苦しさを、もう一度味わいたくない。」

そんな気持ちが、
小さな体の変化にも
敏感に反応してしまうのかもしれません。

私は看護師として働いていた頃、
病気を経験した方に関する研修で、
「再発への不安は、最初に病気を告げられた時以上に
つらく感じる人も少なくない」と学んだことがあります。

当時は、
がんの再発についての話として聞いていました。

でも今になって思うのです。
これは病気だけではなく、
一度大きな苦しみを経験した人すべてに当てはまるのかもしれないと。

人は過去の痛みを忘れることはできません。
だから未来を考えるたびに、
「また同じことが起きるのではないか」と身構えてしまいます。

そんな日は、
10年後や20年後のことまで考え始めてしまいます。

お金。

体力の低下。

病気。

介護。

働き方。

考えれば考えるほど、不安は大きくなっていきます。

でも、少しだけ考え方を変えてみようと思いました。
「今週はどう過ごそう。」
「今月はどう過ごそう。」

そのくらいの距離なら、
私にも向き合えそうだったからです。

来月のことは、来月考えればいい。
半年後のことは、その時の私が考えればいい。

今日は、体を休めよう。
今日は、10分歩いてみよう。
明日は、ここの掃除をしよう。
明日は、ブログを1本書こう。

そんな小さな目標を積み重ねていくほうが、
遠い未来に怯え続けるよりも、
心は少し穏やかになる気がしています。

未来への不安が消えることはありません。
でも、不安があるから今日を大切にできることもあると思います。

もし今、
将来が怖くて
押しつぶされそうになっている方がいたら、
どうか一人で何十年分もの未来を背負わないでください。

まずは今日。

そして今週。

未来は少し先の自分に任せて、
まずは今日を。

そんな一日を重ねて、
穏やかな時間が少しでも増えていきますように。


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